ここがサイハテの。

30代女子

愚痴は言わない方がいいなんて、なんかキレイ事って思う時もある、なんて。

会社はつくづく難しいなと思う。

 

いちをは会社というところで組織の一員となっているので定期的に面談があるわけで、そこで評価とかが決まるわけだが、どう考えても、上司と気が合わないと不利なんだよね。

でも、いちを大人だし、何か不条理なことや納得いかない事を言われても

それなりの対応をしなければならない。

なるべく、納得した、頑張る、みたいな雰囲気をだして。

 

ただ、先日の面談では、その上司の一言でかつてないくらい、やる気を削がれて

つい、周りの人に愚痴っぽいものを溢してしまった。

予想通りというか、大体は「気にするな」「もっと、うまくやらないと」という返しが多くて、そんなんわかっとるわ!という気持ちになり

週末超えても、なんだかな、というのが拭いきれなかった。

 

愚痴を言うのは良くないという。言わなかったら、なんとなく忘れてるのも早くなって、また新たな日々に邁進できるのか?と思ったりなんだりで反省していたら、いつもバカだなと思ってる後輩の

「そいつ(上司)の性格が悪いってだけの話じゃないですかね」

という一言で、私は気が晴れた。

本当にそうだと思ったし、自己啓発本なんかで得られるような

ライフハック?つーのかな、自分をごまかすような返しとかじゃなく

あ、そうだわ、ってなった。

そうそう、会社では上にいるけど、別にあいつが人間として優れてるとかじゃないわけだよなって。ただ、そんなん当たり前なんだけど、「会社」ってとこで、普通に毎日毎日、過ごしてると、どっかが壊れてくる。(久保ミツロウ先生も言っている。27歳超えて社会にいるのは、どこか壊れてる人たちだ、みたいな。そう思う。)

 

人とのつながりがありがたい。

年のせいか、周りの人を大切にしようと、じんわり思い始めて、そして実行している。

 

前から、知人・友人に関して特別、そうしていたわけではないが誘われても面倒だな、と思ったら普通に断っていた。

実際、行っても乗り気じゃないとすぐに帰りたくなるし、「帰るね」という事が平気で出来た。

ただ、こうして年齢が経ち、もしかして、人生で一人でいるかもしれない可能性があるかもしれない状況になってきて、いろんな社会のダメージを受けた時の傷が癒される期間が長引いてきて、初めて、人がありがたいと思い始めている。

そして、何かの時に私が出来ることって、なんだろう、と思うと日常のそういうことなんじゃないかと。映画でも、展覧会や、何かの集まりに対しても、時間とお金に余裕があればなるべくOKと言うようにしようと。

 

相手がなんとも思ってない些細な事が自分を救ってくれたり

また、数年たって、自分の一言で相手の悩みが解消されたこと知り

なんというか、わたしは、この年になるまで

なかなか、人が自分と繋がりを持ってくれる大切さを

あまりわかってなかった。

 

 

ババアと自ら言うのをやめたい

「ババアって自分の事、言うのやめなよ」


と、昨日の夜、友人と飲んでて真顔で言われたので、照れ笑いで誤魔化そうと思った。

私は数年前から、わりとババアだからさ、というフレーズを使っている。意識的にといえばそうだが、何かでつっこまれたくないからという予防線だと思う。


ババアじゃないよ!といってくれる人もいるけど、実際、社会にでて結婚してない30以上は世の中ではババアの烙印を押される。一般企業に勤めた経験があれば、ほぼそういう経験をしてるだろうと思う。


思えば、20代だった頃、ババアだから、とふざける先輩たちをみて、なんでそんな事をわざわざ言うんだろう、と感じていた。まさに今の自分である。


都会でババア達はひっそりと自虐を背負いながら生きている。

生きたいように笑って過ごそうよ!となれるならいいけど。いいけど、な〜

女性銀行員の横領事件は誰のモノ(「紙の月」角田光代)

一昔前に、一人でご飯食べてる時や休憩中に、本を読みたくないという同僚がいた。

する事がない人っぽく見えるから、という理由だった。

休憩中だから、早速、本を読もう!とか思っていた自分にしては

かなり驚く話だった。

 

女性銀行員の横領事件は、ドラマや小説でわりとテーマとして取り上げられてきたと思う。大体が、実際の話通り、理由は男の為に工面しちゃうわけなんだけど、数年前に米倉涼子がやった「黒革の手帳」は小説とは別にして、また良い作品だった。私が、ハッとさせられたシーンがあったからだ。

お金を横領したのがばれて、支店長と上司が連絡をしてくる。

銀座の喫茶店かどこかで、「今なら上に言わずに容赦してやるから、早く金を返せ」と言ってくるのだけど、それに対して「初めて私の目、見てくれましたね」と返すのだ。

若い時、そうだったなあ、と。

自分含めた女子社員が「女の子達」と呼ばれてる事や、飲み会で上司のおじさんの横に配置させられる事を不思議に思わなかったけど、あれは原作にあったセリフだとしたら、清張はどこから拾ってきたんだろう。

 

 

30代女子と書いておけば、それは砦となる

30代と書こうと思った。

タイトルに下のとこに。

 

私自身、ブログなどを読んでいて、この人ベビーカー批判してるけど、どういう社会のポジションなんだろう、とかそれによっては、やはり思う所も違ってくる。

学生さんで男性なら、まあまあうんうん、と思うだろうし

既婚で子供もいる女性なら、あなた厳しいね!と思うだけなんだけど。

 

何より大きいのは、それを書く事でいわゆる

一昔前の「負け犬」ではないが、ある程度、攻撃的そうな方から

世間の感覚で下に見られる傾向があるので

すんません、そうなんですわ、子供も産んでないし、どうしようもないんですわ!でへへ、みたいに言う事で、いろんな事を回避できそうだなと。