ここがサイハテの。

30代女子

街コンからの合コン、その果てにあったもの

SNSで、注目を集めている人たちでうらやましいジャンルの方々は、

悪口とか、流行とかを発信しているのではなく

なんかどうでもいいけど、みんなが「あ、うんうん」って思うような

ほっこり?というのか、そういうのをタラタラ書いてる人だな。なんか言い方が失礼だけど。私もそうなりたいと思ってみたが、到底不可能そうだった。毎日、何かしら攻撃的な気分になることが多いし、みんなそうじゃないのかな。そもそも、私が僻地で野良犬とかと暮らせばそんな事はないんだと思う。東京に集まりすぎなんだよね、人が。自分も含め。そこしか職がないんだもの…

 

友人が開催した合コンは、彼女が街コンで知り合った人達であった。

飲み会に呼ばれることでさえ、ありがたい。いい人たちだった。しかしながら、なんか「大学時代の俺たちの面白い話」(酔っ払ってどうのこうのみたいな)を聞かされて、どうしたら良かったんだろう。1次会ではとりあえず笑顔でいた。お開きになるかと思いきや、2次会もあった。30超えた女と2次会やってくれて、ありがたいよね。って思ったけど正直、帰りたかった。逆の立場で、私が二日酔いでゲロ吐いて…って話を延々、聞かされてたら君たちはどうなんだ?。ただ、いい人っていうのはわかった。なんというか、会話のキャッチボールができてない。私も(女性陣)も悪いんだが、男女の間で、お互いが楽しいことなんてあんまないのかも。オシャレな人達は共通の話題があんのかもしれないけどね。

食べるための職業が「結婚」という道を作ったのは誰だ

仕事がいやになると誰ともなく「結婚したーい」という声が聞こえるのは、当たり前なのだ。

Love Piece Club - 「関西連続不審死事件」の千佐子容疑者とあの木嶋佳苗の相似性。そして、日本の男女にとって「結婚」とは何なのか。 /

 

この2つの事件の、女性達はそれぞれ求めていたものが違うかな、と少し思うけど、経済的なものとして結婚制度を利用していたというのは私も同意見だなと感じた。

そもそも、私のような大半の一般職で社会に出されてきたオンナたちはこの先、結婚しないと食えないな、というのは匂わせられてきたわけだし、男たちはそこに愛を求めるのは図々しいな、と思っていた。

でも普通に思ってきたけど、この文章のように、男の人がどう思っているのか、というと私は「そういう女は俺が好きになる(もしくは、俺の事が好きになる)のとは別事件の生き物」と思ってるんじゃないかろうかと予想していた。よく浮気したり、女のひどいところが話の焦点になると、男の人はわりと失笑しながら「ま、俺の嫁は違うけど」「俺の彼女は別」っていうしね。どうなんでしょうね、この事件を怪物が起こした事って終わらせるのかな。

OLという名の蟻地獄はここだー!と個室便所で暴れて素顔でフロアに戻る。

オフィスレディ、て。

 

というわけで、若い女子はいいが、いい年こいて事務職なんて

会社の底辺もいいとこだ。一部、恵まれてる人は、上場企業で

BBAとか言われつつ、海外旅行とかもいける程度に、お給料もらったりしてて

それは日本で何パーセントかな。次に恵まれてんのは、中小とかで

鼻毛でてるオッサンたちに愛情からくる一旦で「結婚しないの?」とか聞かれてるけど、コピー機が壊れたりすると、そのBBAにみんな頼ってくる、みたいなポジションかな。

 

ジェーンスーさんの「貴様女子」では、30歳超えてくると

自分の中の感情を切り捨ててるから無表情になる、みたいな一文があった。

いろんな理由がそれぞれあるだろうが、個人的にはOLたちは会社のオッサン社会から(オッサンを責めるわけじゃなく事実として)目をそむけて、冷静でいるにはそうせざるをえなくなってくる。自分を守る盾として。

「もう25歳超えたら、おばさんだろう」と言われて、きゃっきゃっするオッサンと若い子の後ろで、どういう顔をしてればいいのかと言われたら、愛想笑いでも般若でもなく、それは「無」だ。何も思わないし、何も感じないようにする。

 

だけど、少し前から、急にそれが恐怖になった。

昔の写真とあきらかに、顔が変形してる。だから、笑いあおうとは思わないけど

冷静にそれをどう思って、どうしたいかを考えて向きあわなくてはいけないな、と思って最近は行動している。

 

そういえば、今朝、NHKで瞑想がはやってるよ!みたいなのやってたけど

だから、OLはヨガをやたらやってんのかな。無心になるしね。

 

ネットの安い服を買う事にしてみるOL

収入のUPは見込めないだろうなあ。事務職だからね。

って事で、服の値段を下げることにした。

ニッセン、フェリシモあたりを狙って買ってみようかな。

にしても、着回している彼女たちは、ひたすら毎日どこかへいったりデートをしたり、上司と楽しく食事をしているようで、何よりだ。残業した挙句、飲んだくれて、なんだかよくわからないタレを溢したり、仕事が早く終わったから飲み歩いて変な果実のサワーを溢したりすることもないのか。友達以上と思っていた男性から結婚の知らせを聞いて「おめでと☆」とか言ったり、バツがついたばっかの男友達から「彼女できた」とか聞かされてる時の服装はどういうのがいいのか。ちょっと小奇麗な恰好してきたピエロだわ私は、と思いながら高層ビルにくゆらす紫煙は細く長く夜空に上っていくんだなあ。何の話だったか。

 

好きな人の子どもを産んで、それと一生生きていく事が可能になったら。

結婚したいが、まあするのは難しい世の中になっているわけで。

でも、結婚したいなあ。来年くらいにできたら伊勢神宮にお礼参りにいくよ。

本当にそう思う。

パターンにもよるけど、正しくは、結婚したい人と結婚したいんだよな。女は結婚制度に乗りたい人、制度に乗らないと生活できない人、とかいろいろあるから、何とも言えないけど。

 

だが、両親に孫を納品してこそ、親孝行の最終着地点、と思っている自分からすると、そろそろ子宮も限界に近づいてるわけで、御国の方にはシングルマザーでも元気に暮らせる制度にしてくれれば、バンバン子供は増えると思うわけで、10年くらい前から取り組んで欲しかったが、もう私の世代には間に合わないな。「お前の理想が高い」って、ブラック企業に勤めりゃみんな就職できるよ、みたいのと似たような話だ。

だからって、よしながふみの「大奥」じゃないけど、立場が逆転すれば、人間なんてやることは一緒だから、今の状態は仕方ない気もすんだけど、他の国より男女平等差が開いてる事実をみて、何が先進国だと思うよ。

結果、だったらせめて好きな人の子ども産んで安心して生きてけたらいいな。

 

 

ブスも生きてていいのかな?という気持ちになったら直美。

顔 [DVD]

マンガ家の久保ミツロウ先生が「ブスいじりに、そろそろあきろよ!」

みたいなコメントしていて、うんうん、と思いつつ

つまり普通に私は黄金比率とかはかけ離れた顔なので

たまにむくんだ時の顔などが洒落にならない時もある。

かわいい女の子達も、気が緩んでいると顔自体はやばくなるはず。

しかしそれを緊張感で満たして生きているのだ。

電車の中で弛緩した顔でスマホゲームをいじってるサラリーマンみないなのが

ナチュラル大事みたいなとこを重要視してくるけど、

普通の女性が何回、トイレで化粧直してると思ってんだ。

 

藤山直美主演の「顔」という映画。

直美はさ、めっちゃ生きるって事に貪欲なわけ。

ちなみに主人公は直美って名前じゃない。

もともと、これは殺人を犯し整形を繰り返して逃亡していた福田和子の話を

映画化したもの。でも、映画は直美の為にあるといっても過言じゃない。

和子は10代から男関係が盛んっぽかったが、

映画の中の直美は35歳までひきこもりで実家の手伝いをしている。

そこがまず最高。昔から男遊びをしてる女はそれはそれで、

別のストーリーができちゃってるから。

次に、処女を捨てるというか半ば、無理やりなんだけど

個人的にはこうゆう女性を貶めるような表現は映像でも許しがたいが

世の中の女子は多分、処女なんてさっさと捨てたいと思ってたわけだから

ここは目をつむる。

トラックでそういうことがあり、ウェッウェッって泣きじゃくりながら

後ろの荷台からでてくる直美。ここも最高すぎる。

男にどうこうされたっていうより、単純に痛さで泣いてる。

そして、なぜかその後から、スナックに勤めたりして男が途切れなくなる。

これは、本物も映画も同じ。

でも、男によって狂わせられたというより、

自分の「性」の押さえが効かない様に見える。

それは、すごい性欲に溢れてるとかって話ではなく、子宮の話だな。

よく子宮で物を言う、とか。最近は聞かないか。

バカにされる時に言われるけど、なんとなくわからないでもない。

そもそも、言ってるやつらに子宮はないし、知らんだろ。

そして、本物の方は、時効ぎりぎりで逮捕されんだけど

映画だと、海に飛び込んで逃げんのよ。

それがさ、夜の真っ暗な海なわけ。

バタフライみたいな泳ぎ方でばしゃばしゃって。

そんで終わるんだけど。

生きて何かやり遂げたい、とかそういうのもない。

ただ、ただ、逃げなきゃダメだ!と思ったから、

隠れるでもなく、どこへ逃亡するでもなく、

海があったから飛び込んだっていう。太平洋だよ、しかも。

 

大体、女は厚かましくてずうずうしいわけ。

そんなんじゃなきゃ股から血たらして、会社でニコニコなんかしてらんないよ。

つまり、生きてるだけで充分。

そう思って寝る。

 

 

「大霊界」ってありましたね。あの世は皆の心の中に。

知り合いが亡くなった。あんなに若かったのに…とかみんなが言ってる間に、私はあまり悲しいという気持ちではなかった。

お通夜にいっても実感がないだけ、というか、何か本当に、また飲もうという電話がきたりするんじゃないかと、どこかで思ってて、しんみりした顔をしてること自体が何がおかしくて、うっかり普通に笑いそうになるのを我慢していた。

死んだのは、死んだとしても、よく、お笑いとかであるように、みんなに見えてなくて、故人が白装束で、「おい!俺はここにいるよ!」みたいにフワフワしてて、泣いてるみんなを茶化したりするのを思い出していた。

 

「最後に故人にあいさつを…」とか言われて、のぞきにいった。

その時は、見るのが少し怖かった、台があって、そこに一段上らないと見えないようになっている。私の番がきた。エンバーミングというのか、人形の様な顔だった。

これは、あの人じゃなくて、人形で、またお清めのお寿司とかつついてたら、普通に会場に入ってくるじゃないかと思った。

 

みんなが思い出話をするのか、二軒目に繰り出すのを後目に、私はさっさとタクシーに乗った。私はあの上司に可愛がられていた。

家に帰ると、ドアの前に何か落ちていて、いつもは見ないのになぜか屈んで確認したら、それは、あの人が良く着ていた服の柄と同じ色の虫だった。

来たのか。

 

私は家に入って、塩をまいた。